2009年7月23日木曜日

MRSA in cats and dogs MRSAとペットの関係

MRSAとは、meticillin-resistant Staphylococcus aureusの略称でメチシリン耐性黄色ブドウ球菌といって抗生物質が効かない恐ろしい病原菌です。
最近亡くなったマイケル・ジャクソンが生前に
鼻の皮膚に感染したのではないかと話題になりましたし、
院内感染というのもニュースでよく聞きますね。
皮膚や鼻腔内に普通に存在していて健康な人なら問題ないらしいですが
抵抗力や免疫力が弱くなっている人にとっては深刻な病原菌です。

そのMRSA、我々人間からペットに感染し、そのペットが病原菌を撒き散らして
さらに家に戻ってきて人間に再感染させているそうです。
ペットを飼っている人は、ちょっと注意して観察する必要がありそうです。

医学専門誌ランセット(感染症専門)2009年7月号に発表されています。


老人リハビリセンターで飼われている猫
→猫を病棟から隔離したら感染拡大が収まった

看護師をしている夫妻が病院での2回目のMRSA感染拡大に関係していた
→二人で飼っていた犬もMRSAに感染していることが判明。
→二人と一匹を同時に治療したところ、MRSA除去に大成功。

この研究発表については、論文自体が概観についての説明であり
大して目新しくもないが
自分のペットにもMRSA感染があるということを気に留めることは
MRSA感染予防に非常に役立つ。

ペットのMRSA感染症の症状は多岐にわたっていて
単なる発疹や、吹き出物が大きくなる場合でもMRSAに感染している可能性がある。


<<今日の単語>>
ward・・・病棟
pustule・・・膿疱、吹き出物
rush・・・発疹

Source:Keep Getting MRSA? Check the Family Pet(The Wall Street JournalのHealth blogより)

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